深セン市の研究者、賀建奎氏は26日、ゲノム編集ベビーが11月に中国で「健康」に誕生したと発表した、この情報は直ちに物議を醸した。
同実験と関連する病院の当事者によると、実験の医学倫理審査の申請資料に改ざんの疑いがあり、病院はこの実験を知らなかったという。深セン市医学倫理専門家委員会はすでに、本件の倫理問題に関する調査を開始している。賀氏が所属する南方科技大学は声明の中で、賀氏が「無給休暇」の状態であり、「学術的倫理と規範に大きく背いた」とした。100人以上の科学者が共同声明の中で、「断固反対、強い非難」を表明し、このいわゆる研究の生物医学倫理審査は「形骸化」していると指摘した。国家衛生健康委員会は26日、本件について次のように回答した。広東省衛生健康委員会に真剣な調査と事実確認を行い、国民の健康への高度な責任と科学の原則に基づき、法律と規定に基づき処理し、社会に結果を適時報告するよう求めた。
先進的な技術を利用しより美しい未来を手にする。これは善意あふれる考え方だ。科学の構想は限りなく自由であって良いが、生命の安全と社会の倫理に関連する場合、具体的な操作と実行の過程は学術的倫理と規範を厳守する必要があり、そこから外れることは許されない。ゲノム編集実験はその不可逆性により大きな未知の潜在リスクを持つ。厳格で規範的な医学倫理審査の保障がなければ、実験結果は予想困難なリスクをもたらすだろう。
生命科学はその美しいビジョンにより人々に無限の憶測をもたらす。ゲノム編集技術の発展加速により、人々は疾患を回避し、健康を手にし、長寿になる希望を目にしている。ところが科学技術の応用は、科学の倫理の前で歩みを止めるべきだ。そのため人々は科学の倫理と規範を定め、これを改善しており、禁断の領域に足を踏み入れるすべての行為を制限している。
この現象は、実験者が学術的倫理と規範に背いたことと、生命科学分野の学術的倫理に対する監督管理の盲点を暴露した。関連法制度が整備されれば、監督管理が「半歩」遅れることはない。関連部門は先進的な科学技術の研究を掘り下げ、法整備を進め監督管理を強化することで、生命の倫理と規範のレッドライン内で新技術を応用させ、人類の幸福を促進することができる。
2018-11-30
| チャイナネット |