『中国の海外利益青書2017-2018』が25日、北京で発表されました。この青書は、「中国の海外における経済利益は成長を遂げ、『一帯一路』における友人の輪が拡大している」としたうえで、国際的な経験を参考に、中国の特色ある海外利益保護システムを構築するよう提言しています。
同青書は、国家行政学院の国際事務・中国外交研究センターと、国内サイバーセキュリティ大手「奇虎360」社の安全グループにより共同発表されたもので、中国の海外経済利益の成長を示すものとなっています。2017年には、中国国内の投資家が174の国と地域にある海外企業6236社に対し、非金融系直接投資を新規に実施しており、その投資額は1200億8000万ドルに上っていることが分かりました。
また、「一帯一路」について青書は、「中国の海外利益の急成長を助長するもの」として、関連国・地域との協力メカニズムの常態化をめぐって模索し、文化交流と協力を強化して、中国文化の影響力と好感度の向上を図るよう提言しています。(ミン・イヒョウ 謙)
2018-09-26 CRI